デジタル乗車サービスで「しなの」も馬籠観光も JR東海や名古屋鉄道が実証実験
2024年9月9日 22:29
QRコード乗車券を使った乗車サービスの実証実験がJR中央本線の一部区間などで始まります。
この実証実験は、JR東海と名古屋鉄道、バス会社の北恵那交通の3社が進めるものです。
JR中央本線の一部区間で特急「しなの」号の普通車自由席を利用できるQRコード乗車券と、北恵那交通・馬籠線のフリー乗車券をセットにした「馬籠周遊きっぷ」を、名古屋鉄道の専用アプリで販売します。
特急「しなの」号に乗り降りする際にはJR名古屋駅、多治見駅、中津川駅の一部の自動改札機にある専用の読み取り用カメラにQRコード乗車券をかざすことで、改札を通ることができるようになります。JR東海の在来線で、QRコードを用いて改札を通過・乗車できるサービスが提供されるのは今回が初めてです。JR東海は実証実験を通して、「QRコードを用いたデジタル乗車サービスの導入の可能性を検証したい」としています。
価格は大人1人あたり名古屋〜中津川の往復利用で5000円、多治見〜中津川の往復利用で3300円だということです。実証実験の期間は9月20日(金)〜12月8日(日)までです。