90歳ゴールキーパーがダイビングキャッチ「1年1年目標に」シニアVS小学生のサッカー真剣勝負
2024年9月16日 16:53
敬老の日の16日、シニア世代が小学生とサッカーの試合を行いました。ゴールキーパーのお年はなんと90歳。スーパープレーも飛びだしました。
岐阜県各務原市のグラウンドで行われたサッカーの試合。小学生とシニアがボールの奪い合い。真剣勝負です。
選手たちのお年は??
「81歳です!88歳です。80歳です!86、83、82。私?90歳です」
愛知県と岐阜県のシニアチーム、選手26人の平均年齢は84歳!
ユニホームのパンツが金色なのは、みな、80歳のお祝い「傘寿」を迎えた証です。
毎月2回ほどサッカーを楽しむ愛知県と岐阜県のシニア世代の試合です。
試合では、スーパープレーが飛び出しました。
シニアチームのキーパーが、小学生のシュートを横っ飛びでダイビングキャッチ!!
ゴールキーパーは、参加選手で最高齢、90歳の守屋秀夫さん。
「日頃、サッカーを好きでやる。こういうのは好きでやらないとだめですね。生活の循環の一部になっちゃってるかな。働いていたのは72歳まで(仕事を)引退したら何か趣味を持たないかん」(守屋秀夫さん)
平均年齢84歳のサッカーチーム
「90歳だとは思えない…」
守屋さんは高校生の頃にサッカーを始め、80歳になったのを機に岐阜県内のシニア向けサッカークラブに入会。
10年以上、月に2回ほどサッカーをしているといいます。試合は体力面を考慮して8人制で15分1本勝負。
若いころに培ったテクニックで体力自慢な小学生たちを翻弄できるのでしょうか。守屋さんのスーパープレーは、その試合中に生まれました。
90歳とは思えないビッグセーブです!!
そして、守屋さんの蹴ったボールが前線へ、
「ここで、カウンターのチャンス、84歳亀山さん!」(記者の実況)
しかし、4人に囲まれてしまいました。試合は小学生チームの猛攻に耐えられず、0-2で惜しくも敗れてしまいました。
「(小学生たちは)いいシュートしてました。体で止めにいかないと止まらない」(守屋さん)
Q今年90歳ですけど、横跳びする恐怖感は
「それを言ったらサッカーはできません!」(守屋さん)
「90歳だとは、思わないほどすごかった。おじいちゃんたち強かったです」(小学生)
Qどんなところが強かった
「パスを回しながら、攻めていったりカウンターを狙ってきたり、大変でした」(小学生)
90歳のゴールキーパー 守屋秀夫さん
目指すは「生涯現役」
そして、2試合目は岐阜県内にある小学生の女子サッカーチーム。
84歳の亀山さんが攻めこむも…
「ここで絶好のチャンス!1対1…小学生のうまいDFに阻まれました」(記者の実況)
今度は小学生女子のカウンターに‥‥守屋さんのナイスセーブ! 積極的に前に出て、ゴールを守ります。
2試合目は1対1の引き分けでした。敬老の日のサッカーイベント、なぜ企画したのでしょうか?
「みんな生涯現役を目指している。生涯現役を達成するにはいろんな障害がある。1番大きいのは健康、体力低下、老々介護ですね。私は仲間に、もうひと踏ん張りしようじゃないかと。"おぉ!80歳のじいじが案外やるじゃないか!"と」(亀山和秀さん84歳)
「ボールを追いかけてシュートするという、それを最後までやって気持ちよかった。わたしの生涯は1年1年をこう目標にやっています」(守屋秀夫さん90歳)