フィギュアGPカナダ大会、日本女子16年ぶり表彰台独占 松生理乃選手がショート10位から2位に躍進
2024年10月28日 12:58
フィギュアスケートのグランプリシリーズカナダ大会で、日本女子が16年ぶりに表彰台を独占しました。
ショート4位の吉田陽菜選手(名古屋市出身/木下アカデミー)はフリーの演技冒頭、回転不足をとられたものの、大技トリプルアクセルを着氷します。
その後も、昨シーズンのファイナル銅メダリストが実力を発揮。
転倒などのミスがありながらも3位につけ、2大会連続のファイナル進出へ望みをつなぎました。
3位の吉田陽菜選手(名古屋市出身/木下アカデミー)
「次のフィンランド大会はやるだけなので、あと2~3週間、全力を注いで練習して、『やりきった』と思える演技をしたいです」(吉田陽菜選手)
2位に入った松生理乃選手(名古屋市出身/中京大学)
松生理乃選手がフリーでトップの得点
去年のカナダ大会3位の松生理乃選手(名古屋市出身/中京大学)。ショート10位から巻き返しをはかります。
序盤から流れるようなジャンプを決め、高い出来栄え点を獲得します。
後半に入っても勢いは衰えず、7つのジャンプすべて、出来栄え点で加点がつきます。
初めて海外の振付師に振り付けてもらったこのプログラム。テーマの「神への祈り」を、持ち味の伸びやかなスケーティングで表現していきます。
ステップとスピンでも最高評価のレベル4を獲得した松生選手。
フリーではトップの得点をマークし、大逆転で昨シーズンを上回る2位に入りました。
「ショートから悔しい気持ちやモヤモヤした気持ちがたまっていたので、それが一気に解放された感じで『やったー!』という思い。次のフィンランド大会では、今回悔しかったショートもそろえて、ショート・フリー共にノーミスの演技ができるようしっかり練習していく」(松生理乃選手)
優勝した坂本花織選手(シスメックス )
坂本花織選手が世界女王の貫録
そして、昨シーズンのファイナルを制した坂本花織選手(シスメックス)が世界女王の貫録を見せつける演技で、見事優勝。
グランプリシリーズで、日本女子が16年ぶりに表彰台を独占しました。
(2024年10月28日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)