老舗料亭「萬松館」が請求棄却求める 岐阜市が土地と建物の明け渡しを求める裁判
2024年11月11日 19:25
岐阜市の老舗料亭に市が土地と建物の明け渡しを求めた裁判で、料亭側は市の請求の棄却を求めました。
明治時代に開業した岐阜市の料亭「萬松館」は、市が所有する土地と建物で営業しています。
市は岐阜公園の再整備で「萬松館」の施設を活用する可能性があるため、2014年2月に10年間の契約を結んだ際、契約を更新しない条項を盛り込んでいましたが、今年2月に契約が終了しても「萬松館」は営業を続けています。
このため市は土地と建物の明け渡しのほか、契約終了日の翌日から明け渡しが済む日までの1カ月100万円の賃料の支払いを求め提訴しました。
11日の第1回口頭弁論で「萬松館」側は契約の見解に相違があるとして、市の請求の棄却を求めました。