リニアトンネル工事現場近くで水と気泡が湧出 工事との関係を調査し住民に説明へ JR東海・丹羽社長
2024年11月14日 15:10
東京都内のリニア中央新幹線のトンネル工事現場の近くで、水と気泡が湧き出た問題でJR東海の丹羽社長は13日、工事との因果関係を調べ住民に説明したいと話しました。
JR東海・丹羽俊介社長(名古屋・中村区 13日)
先月22日、リニア中央新幹線のシールドマシンを使ったトンネル工事が進む東京都町田市で、近くの住宅の庭から水と気泡が湧き出ているのが確認され、JR東海は周辺での掘削工事を中断しています。
この水と気泡について、JR東海の丹羽社長は13日の会見で、水質調査の結果、人体や環境に影響を及ぼすようなものではなく、周辺の調査でも建築物に影響を与えるような変位はなかったと説明しました。
一方、工事との因果関係については、専門家の意見を聞きながら引き続き調査し、結果を住民や関係自治体にしっかり説明するとしました。
また、名古屋市と愛知県春日井市でシールドマシンを使った同様の工事をしていますが、丹羽社長は、工事は中断せず、「安全と生活環境の保全に細心の注意を払い進める」としました