「歩道の走行」「無免許運転」だめ ペダル付き電動バイク「モペット」の交通違反が急激に増加 

2024年11月20日 18:08

皆さんは「モペット」を知っていますか。見た目は自転車のようですが、モーターでタイヤが回ります。この「モペット」の交通違反が増えています。

  

 警察に停止を求められた一人の男性。乗っているのは自転車ではなく、「ペダル付き電動バイク」通称モペットです。
 
 男性は、歩道の走行とミラーの不整備の、2つの違反で検挙されました。
 
 ペダルをこがなくてもモーターでタイヤが回り、原付バイクと同じ交通ルールが適応されるモペット。

 ナンバープレートの取り付けや運転免許の携帯などが必須。

 11月1日の道路交通法の改正で「モータを使わずペダルをこいで走行する場合」も原付バイクと同じように扱われると明文化されました。

 しかし、歩道を走行する車両が後を絶ちません。
 
 「モペット」の検挙数は、昨年は75件でしたが、今年は10月末までの間にすでに200件にのぼるといいます。

 

特定小型原動機付き自転車の検挙数は去年に比べて急激に増加

電動キックボードも注意

 電動キックボードなどの「特定小型原動機付き自転車」も交通ルールが浸透していないのが現状です。

 名古屋の街でも、去年の検挙数は29件でしたが、今年は10月末までで380件と急激に増えています。
 
 最高速度は20km。基本的に車道を走らなければならず、ランプを点滅させ、最高速度を6kmに限定させた場合に限り、特定の標識のある歩道を走行することができます。

 検挙の8割以上をしめるのが、歩道上の違反だといいます。
 
 2時間の取締りで通行区分違反で検挙された数は4人。違反者は反則金6000円を払うことになります。

「手軽に乗れるということで、まだまだ交通ルールを理解していない人が利用している。啓発活動を通じて交通ルールを周知していきたい」(愛知県警交通総務課 平松裕敏 課長補佐)

 

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