「殺害を正当化できるものではない」派遣会社の元社長殺害の罪　運送業の男に懲役10年の実刑判決　愛知

去年、愛知県安城市で、人材派遣会社の元社長を殺害した罪などに問われた男に懲役10年の実刑判決が言い渡されました。

　起訴状によりますと、安城市の運送業・小林元被告(36)は去年11月、市内にある人材派遣会社の事務所で、元社長の榊原修さん(当時41歳)の脇腹を包丁で刺して殺害した罪などに問われています。

　21日の判決で名古屋地裁岡崎支部は、小林被告(36)が約10年間にわたって被害者から金銭の搾取や暴力などの不当な扱いを受け、被告に同情できる部分があるとしながらも、「被害者の命が失われたという結果は誠に重大で、殺害を正当化できるものではない」として小林被告に懲役10年の実刑判決を言い渡しました。