「これからの生き方を示された気持ち」ノーベル平和賞受賞の被団協のメンバーが報告会

2024年12月22日 23:12

 今年のノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会が選ばれたことを受け、授賞式に参加した代表団のメンバーが岐阜市と名古屋市で報告会を行いました。

 岐阜市の平和団体が開いた座談会では、授賞式に参加した岐阜市に住む日本被団協の木戸季市事務局長が参加しました。

 木戸さんは5歳の時に長崎で被爆しました。

「(ノーベル賞を)もらった人間は、これから何をしないといけないかを考えた。もう決まっている。核兵器をなくす。(ノーベル平和賞を受賞したことで)「もう少し被爆者として生きろ」ということ、難しいことは考えないが、これからの生き方を示されたという気持ち。そういうノーベル賞だった」(日本被団協 木戸季市事務局長)

 その後、参加した約160人と核兵器廃絶などについて意見交換をしました。

 また、名古屋市では毎年この時期に開催される「被爆者をはげますつどい」で授賞式に参加した金本弘さんが現地で感じたことを語りました。

「核兵器禁止条約は世界の一人一人の人間にとって非常に大事で考えていかなければならない問題だと実感した。この条約に日本が加盟することを目指して頑張りたい」
(愛知県原水爆被災者の会 金本弘理事長)

 約100人の参加者が熱心に耳を傾けていました。

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