愛知県警本部長の鎌田徹郎氏が警視庁副総監に 離任会見で「治安情勢が劇的に変化」
2025年1月24日 19:09
愛知県警察本部長を27日付で離任する鎌田徹郎氏が会見を行い、県民の協力に感謝を述べました。
愛知県警本部長から警視庁副総監になる鎌田徹郎氏
愛知県警察本部の鎌田本部長は、27日付で離任し、警視庁の副総監に就任します。
離任を前に行われた会見で、鎌田本部長は2年3ヵ月にわたる在任期間について、「ローン・オフェンダー」や「トクリュウ」を挙げ、「治安情勢の劇的な変化に対応していくのに精一杯だった」と振り返りました。
「ローン・オフェンダー」とは、特定の犯罪組織などと関わりのないままに過激化した個人のこと。「トクリュウ」とは「匿名・流動型犯罪グループ」の略称で、SNSを通じて離合集散し、匿名性の高い通信手段を使って特殊詐欺や強盗などをする集団です。
また、成果については、「連続ひったくりや闇バイト強盗の下見と疑われるような事案に対し、通報があった際は全件で警察官が即時に駆け付けるなど、県民が過度に不安を抱くことのないよう、迅速に手を打つ努力はしてきた」と話し、県民の協力に感謝を述べました。
後任には、警察庁の佐藤隆司氏が内定していて、27日に着任します。