東海道新幹線「車内販売ワゴン」の次は「パーサー制帽」 続々発売、ファンが喜ぶ”鉄道グッズ” 

2024年7月4日 18:29
東海道新幹線でおなじみだったパーサーの制帽が、一般向けに限定販売されることになりました。これまで、東海道新幹線の車内販売ワゴンやグリーン車のおしぼりなども販売されていて、JR東海の鉄道にまつわるグッズの販売が話題になっています。

東海道新幹線パーサーの旧制帽(提供:JR東海リテイリング・プラス)

未使用品、計146個を限定販売
 今回発売されるのは、2023年10月に制服がフルリニューアルされるまで使われていた女性用の制帽で、未使用のものです。

 つばが反りあがり、正面がややとがったようになっているのが特徴です。パーサーが所属していたジェイアール東海パッセンジャーズ(現在はJR東海リテイリング・プラス)のロゴマークがついています。

 パーサーは車内を巡回して乗客を案内したり、車内アナウンスをしたりするほか、車内ワゴン販売もしていました。東海道新幹線の車内ワゴン販売は去年10月で終わり、パーサーの制帽もなくなりました。

 サイズはS、M、Lの3種類あり、夏用が計51個、冬用が計95個。夏用と冬用は素材などに違いがあります。価格はいずれも税込み3万5000円。JR東海リテイリング・プラスが運営する通販サイト「JR-PLUSオンラインショップ」で、8日午前10時から先着順で受け付けます。

 同社の担当者は「長い間、東海道新幹線とともに歩んできた新幹線パーサーの制服を皆さまに楽しんでいただきたい」と言います。

 これまで、東海道新幹線で実際に使用していた「車内販売用ワゴン」を50台限定で抽選販売。さらにグリーン車で配布されるおしぼりの販売も始め、初回発売分が約30分で完売するなど、グッズが話題になっています。SNSなどでは、「次は何を販売するんだろう?」という期待の声もあったそうです。
 

JR東海の「211系」列車と座席の生地を使ったグッズ クッション(左)・キーホルダー(右)(提供:JR東海、JR東海リテイリング・プラス)

JR東海・在来線の限定グッズも好評
 JR東海リテイリング・プラスではこのほか、JR東海の在来線車両「211系」の座席の生地を使ったクッションとキーホルダーを7月4日に通販サイトで発売したところ、クッションは約3時間半で売り切れました。

 211系は、国鉄時代に開発された軽量ステンレス車体の列車で、東海地方では東海道線や中央線などで通勤・通学の足として親しまれてきました。2021年度から新型車両「315系」に交代が進み、一部の車両は三岐鉄道に譲渡されています。

 クッションとキーホルダーになったのは、211系の座席と同じ生地で、新品のもの。「ふかふかした手触り」「落ち着いた色合いで懐かしさを感じる」という感想が寄せられているそうです。

(メ~テレ 山吉健太郎)
 
 

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