市役所に灯油のようなものをかけライターで火 建造物侵入容疑で60代男を現行犯逮捕 愛知県高浜市

2024年7月16日 19:28
「お客さんがガソリンのようなものをまいて、火をつけた」。午後3時ごろ、愛知県の高浜市役所にいた人から消防に通報がありました。火をつけたと見られる男を含め、4人がけがをしました。男は建造物侵入の容疑で現行犯逮捕されました。
 3連休明けの高浜市役所が、騒然とした雰囲気に包まれました。いったい何が起きたのか。

 「お客様が来庁して大きな声を出しました。ガソリンか灯油(のようなもの)をまき散らして、自分にも灯油(のようなもの)をまきました。そして、本人は刀ですね、刃渡り30cm以上の刀をもって振り回していました」(目撃者)

 消防によりますと、午後3時ごろ、高浜市役所にいた人から「1階でお客さんがガソリンのようなものをまいて、火をつけた」と119番通報がありました。

 市によりますと、男が、税務グループなどがある市役所の1階で、灯油の入ったペットボトルになたで穴を開け、中身をぶちまけました。さらに、自らにもふりかけライターで火をつけたということです。

 職員らが、消火器で火を消し止めました。警察によりますと、制止しようとした職員3人が軽いけがをして、男は、重傷だということです。
 

事件現場(愛知・高浜市役所)

60代男を建造物侵入の疑いで逮捕
 警察は先ほど、60代の男を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕しました。

 捜査関係者によりますと、事件の前、男とみられる人物が市役所に電話をしていて、そこで口論になり、市役所へとやってきた可能性があるということです。

 男は、職員の名前のほか、「死んでやる!」などと叫んでいたということです。

 男は納税関連で以前から市との間でトラブルがあったとみられ、警察などが現場で詳しい状況を調べています。
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中