藤井聡太七冠 最年少での永世称号獲得なるか 失冠後初のタイトル戦は名古屋「地元対局でいい将棋を」

2024年6月30日 23:26
将棋の藤井聡太七冠が最年少で永世称号を獲得するか注目される棋聖戦第3局が、7月1日、名古屋・大須の万松寺で行われます。

 今期の棋聖戦五番勝負は、藤井七冠に山崎隆之八段が挑戦しています。

 今期の棋聖戦2連勝の藤井七冠は、第3局に勝てば、棋聖5連覇となり、最年少で「永世棋聖」の資格を獲得します。

 対局前日の6月30日は、藤井七冠と山崎八段が対局で使用する駒や室内の環境を確認しました。

 「賽銭箱の上には普段、鈴が設置されていますが、あすの対局のため、これから取り外される予定です」(高根まどか記者)

 対局会場の大須・万松寺では、賽銭箱を音が響きにくい木製の箱に変えたり、商店街のBGMのボリュームを下げたりするなど、対局中の静寂さを保つ対策がとられるということです。

 検分を終えた2人は、将棋ファン約120人が詰めかけた前夜祭で対局への決意を語りました。

 「この3局目残念ながら追い詰められてきてしまったんですけれども/自分のベストを尽くして戦いたいと思います」(山崎八段)

 「あすの対局は本当に多くの方に注目していただけるものにもなるかなあと思いますし、また、地元での対局でもありますので、いい将棋をお見せできるよう、全力を尽くして頑張りたいと思っています」(藤井七冠)

 先日の叡王戦で初めてタイトルを失った藤井七冠が、どのような将棋を指すのかも注目される棋聖戦第3局は、7月1日午前9時に始まり、夜までに勝敗が決まる見通しです。

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