フジテレビ 清水社長「自己認識の甘さ 思い知った」

2025年04月01日 07:17
 第三者委員会の調査結果を受けて会見したフジテレビの清水社長は、「自己認識の甘さを思い知った」と述べ、今後、企業風土にメスを入れていく考えを示しました。 フジテレビ 清水賢治社長 「調査報告書の内容は私たちにとって大変厳しい指摘ばかりでした。第三者委員会の客観的な評価を通じて私たちはこれまでの自己認識がいかに甘かったのか思い知りました」  清水社長は被害女性に改めて謝罪したうえで、今後、直接会って謝罪したいとの意向を示しました。  問題の当事者に対しては、類似のハラスメント事案も含めて、今後社内で事実確認を行い厳正に処分する方針です。  再発防止にむけては、「グループ人権委員会」を新たに設置することや、コンプライアンスを所管する部署を格上げする方針などが示されました。  旧経営陣に対する損害賠償請求については「監査役が決めること」と明言を避け、中居正広氏に対して刑事や民事での責任を問う可能性については「あらゆる選択肢が検討に残っている」と述べるにとどめました。  スポンサー企業では、「第三者委員会は機能したと考える」などとする社がある一方、「フジテレビが発表した再発防止策の内容の妥当性はもちろん、これが適切に実行されるかどうかが重要」などとする声も上がっています。

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