東京電力は福島第一原発にある核燃料デブリの2回目の試験的取り出しに着手したと明らかにしました。 　東京電力は15日午前10時すぎ、福島第一原発にある核燃料デブリについて、2回目の試験的取り出しに着手したと明らかにしました。 　福島第一原発の1号機から3号機には、核燃料などが溶けて固まったデブリが合わせて880トンあるとみられています。 　去年11月に2号機の格納容器内から初めてデブリのかけら0.7グラムを試験的に取り出していて、現在は研究機関で成分の分析などが進んでいます。 　本格的な取り出しに向けてデブリのデータをさらに集めるために、今回は1回目に取り出した箇所から1、2メートル離れた箇所のデブリを前回と同じ釣りざお型の装置で取り出しを試みることになっています。 　2週間ほどかけて取り出し、1回目と同じ研究機関で分析する予定です。