明大・上田希由翔選手と享栄・東松快征投手 愛知ゆかりの投・打ドラフト注目株に迫る

2023年10月25日 17:07
いよいよ26日、プロ野球ドラフト会議が行われます。上位指名候補の2人、投打それぞれの注目選手に迫ります。

愛知県岡崎市出身・明治大学の上田希由翔選手

 まずは、打の注目選手。地元・岡崎市出身、明治大学の上田希由翔選手です。

 高校時代は愛産大三河で夏の甲子園に出場。3年間で通算46ホーマーの活躍を見せると、明治大学では、六大学野球歴代4位の74打点をマーク。大学ナンバーワンの呼び声高い、左の強打者です。

 気になるのは、「きゅうと」という名前。

 「最初は嫌だったんですけど、多くの人にこうやって覚えられていって、やっぱり良かったなと思います」(上田希由翔選手)

 自身のレガースやグローブには、かわいさあふれる「キュート」の文字が刻まれています。

 「将来いろんな人に応援される選手になりたいとずっと思ってやっているので、皆が『プロ野球を目指したい』と思うようなきっかけになれる選手になりたいです」(上田選手)
 

ドラフト会議の注目株・享栄高校の東松快征投手

人懐っこいキャラクター
 「うま!! おいしいです!」

 この、仲間たちとBBQを楽しむ高校生がピッチャーの注目選手。享栄高校の東松快征投手です。

 「ふふふ~めっちゃおいしいです!」(東松快征投手)

 一見、どこにでもいる普通の18歳ですが、ひとたびマウンドに上がれば、最速152キロを誇るドラフト上位候補のピッチャーなんです。

 「野球選手というのは誰もが憧れると思いますし、プロ野球をずっとテレビで見ていたので、自分もいつかこの舞台に立てるように頑張ろうと決めてやっていました」(東松投手)

 力強いストレートを武器に、愛知の古豪・享栄で2年の夏からエースナンバーを背負ってきた東松投手。

 「とにかく、野球選手になるためには体重が大事だと聞いたりしていたので、常日頃から意識して、ちょっとお腹がすいたらすぐにご飯を食べるなど心がけて」(東松投手)

 練習中には欠かさず補食。きつい練習も笑顔で乗り越えてきました。

 さらに自宅では、パワーリフティング元日本チャンピオンの父・宏典さんの指導で、本格的なウエイトトレーニングも。

 体重は、一冬で10キロ近く増え、太ももはプロに匹敵するサイズになりました。

 その素顔は、人懐っこいキャラクター。常に明るく、いつも周りには友達がいます。

 「ゲームやってるとすごく負けず嫌いなので、すごく言い訳してくるんですよ。俺、肩の調子悪いわ~みたいな。え、ゲームで!?って」(友達)
 

練習に打ち込む享栄高校の東松快征投手

夏の悔しさを糧にフォームを模索・練習を重ねる
 しかしこの夏、トレードマークの笑顔は影を潜めました。

 愛知大会の準々決勝。3年連続甲子園を狙う愛工大名電との大一番で、東松投手は先発マウンドを任されます。

 ところが、自慢のストレートを投げ切ることができず2回途中、まさかの7失点。甲子園出場は叶いませんでした。

 あれから3カ月。グラウンドには夏前と変わらず練習に励む東松投手の姿がありました。

 「名電戦はやっぱり、自分の一番の武器であるストレートをもっともっと投げていればよかったという悔いは残っていますけど、自分の一番の武器でもありますし、一番磨かなくてはいけないところでもあると思うので」(東松投手)

 夏の悔しさをプロの世界でぶつけるために、ボールに無駄なく力を伝えることができるフォームを模索し、練習を重ねてきました。

 そして、いよいよ迎える運命のドラフト会議。

 「あとは指名していただくだけなので、信じて楽しみたいというか、楽しみにしています。高い技術を持っている選手が集まって、観客に夢を与えたり勇気づけられるようなプレーをするのがプロ野球だと思っているので、『東松君みたいな選手になりたい』って言ってもらえるような、そういう存在になりたいです」(東松投手)

(10月25日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』「じもスポ!」より)
 

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