男性カップルが国に損害賠償を求めた訴訟、控訴審が始まる 原告「国の対応は不十分」

2023年10月27日 17:34
同性同士の結婚を巡り男性カップルが国に損害賠償を求めた訴訟で、控訴審が始まりました。
 愛知県内に住む30代の男性同士のカップルは、同性婚を認めないのは憲法違反として、国に損害賠償を求めていました。

 1審の名古屋地裁は、「同性婚を認めないのは憲法に違反する」との判断を示しましたが、損害賠償については請求を退けていて、原告側は判決を不服として控訴していました。

 27日名古屋高裁で開かれた控訴審で、原告側は違憲の判断について評価はしたものの「国の対応は不十分」などと意見陳述しました。

 「臨時国会が開かれていますが、岸田総理の回答を聞くと、当事者の立場には、少しも立っていないと、すごく感じられる」(原告の男性)
 

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