名古屋城の木造復元事業をめぐる市民討論会で車いすを利用する男性への差別発言があった問題で、検証委員会が来月中旬にも、中間報告を公表すると発表しました。

　去年6月、市が主催した木造復元事業のバリアフリー化についての市民討論会で、市民から車いすを利用する男性に対して差別発言があり、この問題について、検証委員会が立ち上げられています。

　29日の委員会では、これまで検証されていた市民討論会における問題点の検証結果や再発防止策なども記載した中間報告がおおむね取りまとめられたということです。

　検証委員会は、今回の議論を踏まえ、2月中旬にも中間報告を公表するとしています。

　また、差別発言に至った過去の経緯などにも触れる最終報告については夏ごろに公表を目指すとしています。