大手企業では賃上げについて「満額回答」が相次いでいますが、賃上げムードが波及しにくい業種もあります。医療従事者でつくる労働組合では、ストライキを行って労働環境の改善を訴えました。

　名古屋市南区の名南病院の前では、医療従事者でつくる労働組合が、十分な賃上げの回答が得られてないとして約30分間のストライキを行いました。

「（大手企業では）満額回答であったり、2桁の賃上げがありますが、医労連の全体でもベースアップは本当に少数でして、コロナ禍で頑張ってきた仲間たちが多く辞めていく中では、かなり不十分な状況になっています。物価高騰などもあって、生活の厳しさは一段と増しています」（愛知県医労連 池田幹人 書記次長）

　名南病院を含む県内5つの病院で行われた一斉ストライキ。現場では、スタッフ不足も課題となっています。

　労働環境改善のため、病院で働く看護師の増員についても訴えました。

「賃金が抜本的にあがらないと人が集まらないので、人がいなくて病棟を開けない所もいくつかあるので、人が集まるような賃金にすることが重要だと思う」（愛知県医労連 池田書記次長）

（3月14日15:40～放送 メ～テレ『ドデスカ！＋』より）