「在来線に」「延泊に」台風7号がお盆の移動直撃 東海道新幹線、東京~名古屋間が終日運休

2024年8月16日 17:20
台風7号の接近で、東海道新幹線は16日、東京~名古屋間で終日運休に。名古屋駅にはお盆の予定の変更を余儀なくされる人の姿もみられました。
 非常に強い台風7号は、16日午後3時には伊豆諸島の東の海上にあるとみられ、上陸することなく、関東の東の海上を進む見込みです。

 この台風が東海地方に近づくことはありませんが、本州接近を受けて、この地方でも警戒を行う場所が――。

「愛知県田原市の白谷海水浴場です。風が強く波も高いように思われます」(記者)

 三河湾に面した「白谷海水浴場」。家族連れにも人気の海水浴場ですが、波が高いため16日は営業中止に。

 海水浴場にそびえ立つ木の葉や、旗が激しくはためき、風の強さがうかがえます。
 

真っ暗になった東海道新幹線の静岡・東京方面の電光掲示板(名古屋駅)

新幹線の電光掲示板は真っ暗
 そして影響は主要都市をつなぐ大動脈にも――。

「JR名古屋駅です。計画運休の影響で、電光掲示板は静岡・東京方面の表示が真っ暗になっています」(記者)

 JR東海は台風の接近に伴い、東海道新幹線の東京~名古屋間での運転を終日取りやめています。

 16日朝の新幹線改札の前は、お盆期間にしては人が少ないようです。新幹線の運休を受け、予定を変更する人も――

「今晩戻る予定だったが、きょうは止まっているので、やむを得ず(仕事先の滋賀の)ホテルを1泊取ってあす帰ることにしました。しょうがない」(静岡から来た男性)

 京都に住む中学生は、名古屋で友人と遊んだあと、16日東京の祖母の家に向かう予定でしたが、キャンセルして京都に戻ることに。

「東京に2泊か3泊する予定だった。(祖母に)会いたかったなぁ。しゃべりたかった」(京都から来た中学生)
 

バスも運休し、在来線で東京に向かうという男性(名古屋駅)

東京へ向かう男性にトラブルが
 また、これから東京に向かうという男性は――。

「(新幹線の)きっぷ取ろうかなという時に運休になって『まずいな』と。急遽(バスを)とって今から乗ろうと。席も数席しかなかった。早めに気づいてよかった」(愛知から東京へ行く男性)

 インタビュー後、バスに乗ろうとしたところ、思わぬトラブルが…。

「いまバス乗り場に行ったら『運休です』と…」(愛知から東京へ行く男性)

 代わりに予約したバスも台風の影響で運休になっていました。

「時間だけはあるので在来線ですね。いけるところまで。予定はあすの朝なので余裕はあるので乗り継げば最悪なんとか…。熱海までは行ったことあるので覚悟はできている。あとは体力次第」(愛知から東京へ行く男性)
 

東海道新幹線の16日、17日の運行予定(JR東海による)

東海道新幹線の運行情報
 JR東海が発表している新幹線の運転状況です。

■16日
東海道新幹線 東京ー名古屋は終日運転取りやめ。

名古屋ー新大阪は1時間に上下各2本程度の運行。

■17日
始発からは運転を再開予定ですが、台風後の設備点検などで大幅な遅れや一部列車の運休、運転見合わせの可能性がありますので最新の情報をご確認ください。
 

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