将棋の藤井聡太七冠が2つ目の永世称号獲得を目指す、王位戦七番勝負の第4局が佐賀県で行われています。

　今期の王位戦は、藤井七冠に渡辺明九段が挑戦していて、ここまで藤井七冠が2勝1敗とリードしています。

　藤井七冠は今回防衛すれば、王位戦5連覇となり、「永世棋聖」に続いて「永世王位」の資格を獲得します。

　そして、毎回注目されるのが「勝負おやつ」です。

　藤井七冠が午前のおやつに選んだのは「伊藤けえらん」。

　こしあんを米粉の生地で包んだお菓子です。

　「うちのお菓子が、豊臣秀吉に献上した戦勝祈願のお菓子になるので、ぜひ勝利祈願のお菓子になれば、うちとしてもよりよいのかなと」(伊藤けえらん本家 店主　伊藤正一郎さん)

　一方、渡辺九段は地元の甘夏の皮を丸ごと器にした「呼子夢甘夏ゼリー」を選びました。

　また昼の勝負めしは、藤井七冠が、ご飯の上に穴子が山盛りになっている「太閤穴子丼」と地魚茶碗蒸しを、渡辺九段がマグロやサーモンなど、新鮮な海の幸がたっぷり乗った海鮮丼を、それぞれ注文しました。

　対局は2日制で、20日の午後に勝敗が決まる見通しです。