ハチミツを食べに人里へ? 農業用貯水池にいたツキノワグマを駆除 三重・南伊勢町

2024年8月23日 15:19
23日午前、三重県南伊勢町でツキノワグマが見つかり、駆除されました。町はパトロールを強化するとともに、注意を呼びかけています。

三重県

 町によりますと23日午前7時ごろ、南伊勢町村山で「クマがいる」と町に連絡がありました。

 職員や猟友会が現場に駆け付けたところ、集落に近い農業用の貯水池から外に出ようとしているツキノワグマを確認しました。

 ツキノワグマは鳥獣保護管理法で狩猟目的の捕獲や殺処分が禁止されていますが、町民に危険が及ぶ恐れがあることから、県の許可を得て、猟友会が銃で殺処分しました。

 ツキノワグマは全長約1.3メートル、体重約93キロのオスです。池の近くにあったハチミツを採るための木箱がなくなっていて、町はツキノワグマに壊された可能性があるとみています。

 町は周辺でのパトロールを強化するとともに、町民に注意を呼びかけています。

 三重県は23日夕方に、南伊勢町や周辺の伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町を対象に2カ月間のクマアラート(注意報)を出しました。
 

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