衆院選へ出馬表明した名古屋の河村市長、いつ辞職? 市議ら「議会軽視だ」市長vs議会

2024年10月7日 19:27
衆院選への出馬を表明した名古屋市の河村たかし市長。市長辞職の時期をめぐって、名古屋市議会が揺れています。
 27日に投開票が予定されている衆議院選挙に愛知1区での出馬を表明している名古屋市の河村市長。

 「自分では裏金の問題は解決できない。自分の地盤を変えることになるから、それをできるのは日本保守党しかない。総理を狙う男アゲイン!オッケー?」(名古屋市 河村たかし市長)

 衆議院選挙の公示日は、15日の予定。

 一方、名古屋市の9月議会は、10月16日まで開かれる予定で、議会の会期中に市長が不在になってしまいます。

 河村市長は、いつまで市長を続けるのか。

 7日開かれた市議会の各会派の団長・幹事長会議で市長は――

 「10月11日付で名古屋市長の職を辞する、10月9日に議長に辞職届を提出」(河村市長)

 11日付けで辞職することを表明しました。
 

名古屋市議会 田中里佳議長

“方針撤回”に議長もあきれ気味
 これに対し、各会派から相次いだのは、「議会軽視」の声。

 というもの、衆院選公示予定日の15日に立候補届けを出せば、15日に「自動失職」するため、11日付の辞職は、“市長不在"の期間を長くしたとする批判です。

 すると――

 「市長としての責任を全うするなら自動失職までやり続けるべきという意見が強くあったので、そのようにさせていただきます」(河村市長)

 突如、辞職届を出す方針の“撤回”に議長もあきれ気味。

 「意見を伺って対応を考えようとした矢先に話が変えられては、そんな変わるような決断?そんな軽いのか」(名古屋市議会 田中里佳議長)

 結局、会議の中で、結論は出ず。

 その後、取材に応じた河村市長は、辞職の期日を公示日前日の14日に変更すると表明。

 「10月9日に退職願を議長に提出し、10月14日付で退職をお許しいただくことが、適切ではないかということで、そのように連絡をしましたのでよろしく」(河村市長)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中