わずか1分の犯行 防カメの前で料金箱を…無人販売店で現金が盗まれる 岐阜

2024年10月9日 17:15
岐阜県各務原市の無人販売店で、現金が盗まれる被害がありました。市内では、他の無人店舗でも盗難被害があり、警察が関連を調べています。
 鶏肉と野菜を、味噌やしょうゆベースのタレに漬け込んだ岐阜県の郷土料理「鶏ちゃん」。

 その冷凍パックを無人で販売している各務原市の店で、事件は起きました。

 「7日の夜9時前くらいに警察から連絡があり、お客様が来た時に『料金箱が壊れている』と警察に通報してくださったようで」(鶏ちゃんショップ 鵜沼店 オーナー)

 前日の6日午前2時ごろ。防犯カメラは、ヘルメットと黒のマスク、白い軍手を身につけて入店した人物を捉えていました。

 店に入った人物は、まっすぐ料金箱の前に向かうと、手に持った工具で料金箱の釘を外し始めました。

 そして、ふたをとると、何度も手を差し入れながら、中の現金を取り出します。

 その後、再び箱の中を入念に確認すると、そのまま店を立ち去りました。 

 入店からわずか1分ほどの犯行でした。 
 

料金箱の前にある防犯カメラ

「防犯カメラが1番の頼りどころではあったが」
 店によると、盗まれたのは、現金約8000円です。

 「まずは憤りがあるし、一生懸命作った商品のお金が入っている。正直にちょっと怖いなというのがある。まさか自分のところがこういうことになるとは思わなかったので」(オーナー) 

 店では、防犯対策として、入り口と店内に合わせて3つの防犯カメラを付けていますが、そのうち1つは料金箱の目の前でした。

 「基本的には防犯カメラが抑止力になるのではと思って、1番の頼りどころではあったが、商品は見ていなくて、ここに直行していた。だから目星を付けて来ていたのでは」(オーナー)

 オーナーの男性は、警察に被害届を提出。

 警察によりますと、各務原市内では、6日と7日にほかの無人販売店2軒でも盗難の被害があり、関連を含め調べています。  
 

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