解散翌日 立候補予定者たちの準備が着々 名古屋では公開討論会

2024年10月10日 20:20
衆議院の解散から一夜が明けた10日、選挙に向けた動きが各地で本格化しています。
 名古屋市の東・北・西・中区を選挙区とする愛知1区では午前8時、西区の地下鉄の駅前には、立憲民主党の前職・吉田統彦氏(49)の姿がありました。9日の解散後、その日のうちに地元に戻ったといいます。

「やっていることは普段から一緒。これもルーチンの毎日の活動で、思いも変わらない。地元にいることで多くの時間皆さまと接することができる。ひとりひとりに深く、できるだけ多く私の考え、訴えを聞いてほしい。それは本当にありがたい時間・機会だと思う」(吉田氏)

 その約5時間後、愛知1区の立候補予定者が集まった討論会では同じく前職の自民党・熊田裕通氏(60)が出席しました。

「所属している政党が起こした事案です。これにつきまして私からも国民の皆様に改めておわび申し上げます。私にとっても不可解だし、あるべきものじゃない」(熊田氏)
 
 熊田氏は自民党の裏金問題について謝罪したうえで厳しく批判。今後は「政治とカネ」の透明性を高め、政治家が責任を負うべきだと主張しました。

「政策活動費については廃止を含めて議論を進めていくので、議席を再度ちょうだいできれば、しっかり党の中でその議論に入っていきたい」(熊田氏)
 

公示は15日 27日に投開票

短期決戦へ 投票は17日後
 1時間近く行われた討論会には空席が1つ。立候補を表明しているあの人は10日は不参加でした。

「いろいろな思いがあったが、精いっぱいやった。名古屋市民の皆さんにはサンキューベリーマッチ」(政治団体「日本保守党」 元職 河村たかし氏)
 
 9日、名古屋市議会議長に辞職届を提出した名古屋市長で、政治団体「日本保守党」の共同代表、河村たかし氏(75)。

 名古屋市議会が議会中であることや公務があるため、10日の討論会は欠席しました。

「討論会に出なきゃ行かんでしょ、でも出れんこともあるで、まだ市長やっとるで」(河村氏)

 日本維新の会から出馬を表明している新人の山本耕一氏(47)。常に事務所にいる選挙スタッフや秘書はおらず、”ほぼ1人”での初めての国政挑戦です。

「多い時だと3000枚配る。ほぼ一人で」(山本氏)
 
 10日は子育て支援などの政策が書かれたチラシを150枚ほどを1つ1つポスティングしました。

「他の立候補予定者よりは愛知1区の街を自分の足で歩いて、多くの人の直接の声を聞いていると思っている。それは負けない。注目度が全然違うので、いよいよという、いい意味で緊張感が出て活動が充実している」(山本氏)

 解散から一夜、いよいよ突入した”短期決戦”。国の未来を誰に託すのか。投票日は、「17日後」に迫っています。
 
 
 

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