愛知県版の最新の住み続けたい街ランキングが公表され、前回ランキング圏外だった名古屋の桜山エリアが3位に入りました。どんな魅力が詰まっているのか、街を歩いてきました。

　先週、不動産情報サイト「スーモ」が発表した「住み続けたい街の駅名ランキング」。

　愛知県版のランキング上位はー。

　1位は、前回の2022年に続き、地下鉄東山線の「覚王山」駅エリア。

　「名古屋」や「栄」に直結する東山線沿いにあり、日泰寺やスイーツ店など様々な有名店が並ぶエリア。不動の人気を誇ります。　　

　続く2位は、愛知県長久手市のリニモ「はなみずき通」駅エリア。

　子育て支援にも力をいれる長久手市。この駅、周辺には今年3月に全面開業したジブリパークや大きな商業施設などもあります。

　そんな中、今回3位に入ったのは、前回73位だったエリア。　

　 「『住み続けたい街ランキング』前回の調査から急上昇して、今回3位に入った街に来ています。それがここ『桜山』です」（木岡真理奈アナ）

　昭和区と瑞穂区にまたがる「桜山」駅エリア。

　桜山エリアの北側には、4位に入った地下鉄鶴舞線の御器所エリアが隣接します。

　桜山エリアに住む人に良さを聞いてみると――
　
　Q.住んでみてどうですか？
　「めちゃくちゃいいです」（30代）
　
　Q.どんなところがいいですか？
　「あいさつも『こんにちは～』って笑顔でしてくれる。病院もあるし、公園もあるし、子育てをするという意味では、桜山をおすすめします」（30代）
　
　「飲食店も多くて、中華料理屋も唐揚げ屋さんもあって、育児中で家で作ることが大変だと思っても、すぐに外食できるのはいい」（30代）

　話を聞くと確かに住み続けたくなりそうです。

　「駅の出口を出ると郵便局、奥には大学病院があります。さらに飲食店が並んでいまして、商店街があります」（木岡アナ）

　大通りのすぐそばの商店街は飲食店が並びます。

　その商店街の一角にあるドーナツの店「ミルクドドレイク 名古屋桜山店」。

　北海道にある人気のドーナツ店で、今年5月に愛知初の店舗が「桜山」にオープンしました。

　「大須のエリアであったり、伏見であったり、星ヶ丘、東山線沿線で探していたけれども、なかなかいい大きさの物件が見つからなくて、その中でたまたま、不動産屋から桜山の物件があくという情報をいただいた」（ミルクドドレイク名古屋桜山店 松尾知幸 名古屋支店長）

　実は松尾支店長、昔この桜山に8年ほど住んでいた経験が。その縁もあり、桜山でお店をオープンしました。

　午前の買い物客は主婦が多く、昼から夕方にかけては会社員や学生など幅広い世代が訪れるといいます。

　「病院を退院した人もいれば、看護師、医者も来てくれますし、商店街の人も来てくれたり、いろんな人が来てくださっています」（松尾 名古屋支店長）

　さらに、こんな特徴も――

　「商店街の飲食店の中には、テイクアウトができる店がたくさんありまして、お昼どきは絶え間なく客が訪れています」（木岡アナ）

　駅の出口を出てすぐにある、唐揚げ専門店「丸与商店」。

　桜山に店を構えて、約10年です。

　「建物はマンションが多くなったなと思います。近くに住んでいる人たちが買いにくるのと、駅が近いのと幹線道路が多いので、営業の人が途中で昼ご飯を買いに行きたいという街になっていると思います」（丸与商店 伊名野正祥 店長）

　Q.3位になったことについては？
　「すごいと思いますし、治安もいいところではないかと思います」（伊名野店長）