5.5トンの巨大岩塩がメルカリで売れた 愛知・東浦町で5年“塩漬け”、福岡県の自然薯直売所へ

2025年1月28日 16:39
愛知県東浦町がフリマアプリに出品し、話題を呼んでいた巨大な岩塩。28日、福岡県の購入者に引き渡されました。
 東浦町文化センターに置いてある2つの巨大な白い物体。

 岩塩です。

 一つがアメリカ産で約3トン。もう一つはドイツ産で約2.5トン。

 2つの岩塩は、東浦町が塩づくりが盛んだったことにちなみ、世界の塩を紹介しようと1999年に購入。約20年間、郷土資料館で展示されていました。
 

巨大岩塩を購入した福岡県の大嶋隆美さん(右)

福岡県の自然薯販売所へ「移籍」
 しかし、2019年の常設展示のリニューアルに伴って撤去され、約5年にわたり”塩漬け”状態に。

 そこで東浦町は、去年4月からフリマアプリ「メルカリShops」に出品。

 なかなか買い手がつかず、値下げをしながら待つこと9カ月あまり。

 ついに今年1月21日、福岡県に住む購入者が現れ、28日に引き渡されました。

「いろんな方に見ていただいて、第二の人生を歩んでほしい」(東浦町生涯学習課 楠美代子さん)

 購入した大嶋隆美さんは、2つの岩塩をそれぞれ21万円で購入。経営する自然薯の直売所に飾るということです。

「こういう特異な面白いものを置かせていただければ話題になるんじゃないかと、購入を思い立った。びっくりしました。本当にこれは大きいなと」(大嶋さん)
 

クレーンを使ってトラックに積み込まれる岩塩

積み込みに1時間半以上
 2つの岩塩をトラックに載せるのにクレーンを使って1時間半以上と、積み込み作業は大がかりに。

 その様子を見ていた町民は…。

「(買い手が現れたことに)物好きな人もいるんだなと思った」

 岩塩はこのあと、フェリーも使って福岡県内の自然薯の直売所まで運ばれ、搬入が済み次第、展示されるということです。

「皆さん喜んで、笑って帰ってくれると思う。遊びに来ていただければ十分じゃないかと思っています」(大嶋さん)
 

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