御嶽山 火山性地震は引き続き次第に減少 火口周辺警報は継続

2025年1月28日 16:50
気象庁は、28日午後4時、御嶽山では、21日の火山性微動の発生に伴って増加した火山性地震が、引き続き次第に減少していると発表しました。「火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)」は継続としています。

28日の御嶽山(国土交通省 中部地方整備局 多治見砂防国道事務所HPより)

 火山性地震の1日あたりの回数は、速報値で、26日2回、27日1回、28日は午後3時までに1回でした。

 22日以降火山性微動は観測されていません。山体の膨張を測る傾斜計とGNSS連続観測では、22日以降火山活動によるとみられる地殻変動は認められません。

 気象庁は、御嶽山では、火山活動が高まっていて、地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとしています。

 地元の自治体・長野県王滝村、木曽町、岐阜県下呂市の指示に従い危険な地域には立ち入らず、噴火が発生した場合、地獄谷火口から概ね1kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒するよう呼びかけています。

 次の情報は、29日午後4時頃に発表予定で、火山活動の状況に変化があった場合は、随時伝えるとしています。
 

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