トヨタ自動車は、取引先の部品メーカーの工場で先週発生した爆発事故の影響を受け、3つの工場の4つのラインを停止しています。

　トヨタによりますと、10日朝から停止しているのは、「ハリアー」と「RAV4」を生産する愛知県豊田市の高岡工場の1ラインと、「RAV4」を生産する大府市の豊田自動織機の長草工場の2ラインです。

　3月6日に取引先の部品メーカー「中央発條」の藤岡工場で従業員1人が死亡する爆発事故があり、部品の供給に影響が出ているためです。

　また、10日午後からは「プロボックス」を生産するダイハツ工業の京都工場の1ラインも停止しました。

　トヨタは、ライン停止による生産台数への影響について「挽回生産の検討もするため現段階で見通せていない」としています。

　再開は11日昼ごろ判断します。