東日本大震災から14年、東海地方でも巨大地震を想定した訓練 災害時の救出方法や避難手順を確認

2025年3月11日 17:13
東日本大震災から14 年となった11日、愛知県内では大規模な地震を想定した訓練が行われました。
 飛島村であったのは、災害時の救出能力向上や、警察と消防との連携強化を目的とした訓練です。
 
 蟹江警察署や海部南部消防署の署員など約60人が参加しました。
 
 3階建ての建物に複数の人が取り残されている想定の訓練では、安全を確保しながら、ロープなどを使って救出する手順を確認しました。

「南海トラフ大地震(の恐れ)がこの地区では一番言われています。そういった中で被災者を少しでも救出救助できる形を取っていきたい」(蟹江警察署 滝川広行 署長)
 

ビルから被災者を救出する訓練をする警察官や消防署員(愛知県飛島村)

津波の際の避難手順を確認
 豊橋市の三河港でも、近くの事業所に勤める人たち約160人が津波避難ビルへの避難手順を確認しました。

「逃げない人がいると、責任感が強い人がその人を助けようとして、その人も巻き込まれて死ぬということが実際に起きています。全員があきらめずに逃げるということを徹底していただきたい」(豊橋市の担当者)

「(3.11は)日本人にとっては絶対に忘れてはいけないような日で、これから生まれてくる子どもたちにも継いでいく、教えてあげていくべきことだと思っています」(参加者)

 豊橋市によりますと、この一帯は南海トラフ地震で最大2.9mの津波が想定されているということです。
 

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