黄砂が積もった車、正しい洗車の方法は 東海地方で2日連続の黄砂を観測

2025年3月26日 17:09
“春の使者”とも呼ばれる厄介者の黄砂。25日に続き東海地方では26日も黄砂が観測されています。
 気象庁によりますと、「黄砂」とは東アジアのゴビ砂漠などから強風により吹き上げられた砂やちりが上空の風によって運ばれ、浮遊しつつ降下する現象のこと。日本では春に多く観測されます。

 東海地方の各地では25日に続いて2日連続で黄砂が観測されています。
 
 午前11時すぎの愛知県豊橋市内にある情報カメラの様子、黄砂の影響か街自体にもやがかかっているように見えます。

 歩いている人に話を聞いてみると「目と鼻がムズムズする、目がかゆい、ちょっとモヤッとしている」など日常生活に影響を感じている人も―。

 さらに、150キロ以上離れた岐阜県高山市でも。遠くに見える山がかすんでいます。

 三重県津市でも、車の上には黄砂とみられる細かい黄色っぽい粉が―。
 

車についた黄砂

黄砂の影響は車にも
 愛知県北名古屋市にあるカー用品店でも、25日の夜から外に止めていた社用車には黄砂がびっしりと積もっていました。

Q.車に黄砂の影響は大きい?
「ボディーに付着するとそれがシミになったりする。こまめな洗車が大切だと思います。黄砂の成分のようなものが浸透・固着してしまう」(スーパーオートバックスルート22北ナゴヤ 川浦賢志 店長)

 車についた黄砂はなるべく早く落とさないと傷がつくおそれも…ただ、“落とし方”には注意が必要だといいます。
 

スーパーオートバックスルート22北ナゴヤ 川浦賢志 店長

車の「黄砂」正しい洗い方は?
 では一体どのように洗車すればいいのでしょうか。実演しながら注意点を教えてもらいました。

「イメージとしては『砂ぼこり』。それがこびりついている、立ってるような状態だと思ってもらうといい。付着物をこすると傷になってしまうので、(ホースで)強い、ストレートな感じでこの時期は水をかけていただいたほうがいいと思います」(川浦店長)

 車に傷がつかないよう、しっかりと黄砂を洗い流し泡で黄砂を包み込むようにして磨くと傷をつけずにきれいにすることができるといいます。

 この時、泡を噴射することができるグッズを使用すると簡単に洗うことができます。

 しっかりと泡と一緒に汚れを流した後は柔らかいタオルなどで吹き上げて新たな黄砂などの汚れが付着しないようにすることが重要だといいます。

「色がきれいに見えないなどせっかく新しく買った車が汚れて見えたりする、後々汚れを落とすのも大変になるので、こまめな洗車が一番だと思うので、ちょっと大変だとは思うが、黄砂が飛来したり、雨が降ったあとはすぐに水洗いをしていただきたい」(川浦店長)
 

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