無賃乗車で勤務先の駅まで通勤 地下鉄の駅員を免職 過去には走行中に雑誌読んで処分 名古屋市

2025年3月27日 15:18
勤務先の地下鉄の駅まで無賃乗車で通勤していたなどとして名古屋市営地下鉄の駅員の男性(46)が懲戒免職となりました。

名古屋市営地下鉄(資料)

 名古屋市によりますと去年8月、北区の黒川駅で改札機を不自然な動きで通過する男性を駅員が見つけて聞き取ったところ「定期券を自宅に忘れた」と話し、業務知識を悪用して改札機を不正に通過して無賃乗車をしたことを認めました。

 処分された男性は黒川駅で駅員として務めていて去年6月以降、「定期券を自宅に忘れたり、家族に貸したりしたときに無賃乗車して通勤した」といい、去年6月から8月の間に36回の無賃乗車が確認されています。「定期券を持っていたので乗車券を購入せずに乗車してもいいという甘い認識があった」と話しているということです。

 この駅員は2009年に走行中の地下鉄車内で車内の監視を怠って雑誌を読んでいたとして戒告処分、翌年には乗車前の検査で呼気から基準値を上回るアルコールが検知されたとして停職6カ月の処分を受けていて、過去の処分歴も踏まえて免職になりました。

 名古屋市交通局は「このような事案を発生させることのないよう、職員の指導に努めてまいります」とコメントしています。
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中