飛行機内で充電NG!? 旅の必需品「モバイルバッテリー」の新ルール 機内の火災事故リスクから厳格化
2025年4月20日 07:01
もうすぐゴールデンウィーク。飛行機に乗って旅行する方も多いはず。搭乗時、機内に持ち込めるものと持ち込めないものがありますが、最近では旅の必需品「モバイルバッテリー」に関する航空会社の規制が厳しくなっています。持って行く際の注意点、意外と知らない持ち込めないものについて名古屋の旅行代理店に聞きました。

旅の必需品「モバイルバッテリー」に関する航空会社の規制が厳しくなっている
飛行機を利用するときの手荷物は、「機内持ち込み荷物」、搭乗前に航空会社のチェックインカウンターに預ける「預け入れ荷物」の2種類に分類されますが、一切持ち込めないものがあります。

飛行機に一切持ち込めないもの(出典:政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201412/4.html)
飛行機に一切持ち込めないもの
航空法では、爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、有害物質などの「危険物」は、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることが禁止されています。
旅先でキャンプをしようと、カセットコンロ用のガスボンベやキャンプ用ガスを持ち込むことも、内部に高圧ガスや引火性のガスを蓄えていて爆発するおそれがあるためNGです。
また、漂白剤や強力カビ取り剤などの酸化性物質、殺虫剤や農薬などの毒物、自動車用など電解液を用いる液体バッテリーは、万一漏れてしまった場合に、強い臭いや毒性、腐食性などが機内環境に重大な影響を与えるため、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることもできません。
例外として容量がワット時定格量160Wh以下のリチウムイオン電池製品、化粧品類や医薬品類に該当するものなど、物品によっては、定められた条件のもと、機内持込み手荷物や預け入れ荷物の中に入れることが可能な場合があります。
旅先でキャンプをしようと、カセットコンロ用のガスボンベやキャンプ用ガスを持ち込むことも、内部に高圧ガスや引火性のガスを蓄えていて爆発するおそれがあるためNGです。
また、漂白剤や強力カビ取り剤などの酸化性物質、殺虫剤や農薬などの毒物、自動車用など電解液を用いる液体バッテリーは、万一漏れてしまった場合に、強い臭いや毒性、腐食性などが機内環境に重大な影響を与えるため、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることもできません。
例外として容量がワット時定格量160Wh以下のリチウムイオン電池製品、化粧品類や医薬品類に該当するものなど、物品によっては、定められた条件のもと、機内持込み手荷物や預け入れ荷物の中に入れることが可能な場合があります。

海外専門旅行会社「ジェイエスティ」杉浦佑佳さん
モバイルバッテリーの機内持ち込みルールが厳格化
日常的に使っているものや旅行先での便利グッズの中には、危険物に該当するものも。
リチウム電池やリチウム電池を内蔵した「モバイルバッテリー」は、旅行の必需品となる方も多いはず。
今年の2月13日、日本の国土交通省にあたる「韓国国土交通部」は、手荷物として機内に持ち込む際、さらに厳しいルールを適用すると発表しました。
なぜ、厳しいルールが適用されることになったのか、具体的な禁止事項について海外専門旅行会社「ジェイエスティ」の杉浦佑佳さんは次のように説明します。
「以前からモバイルバッテリーの預け入れは禁止されていますが、機内での火災事例を受け、最近は機内持ち込みや機内での使用について、各航空会社がルールを定めています」(海外専門旅行会社「ジェイエスティ」杉浦佑佳さん)
今年、韓国・釜山の空港であった旅客機火災が関係していると言います。
「1月28日に金海国際空港で発生したLCC『エアプサン』の旅客機火災は、荷物棚に入れたモバイルバッテリーが原因と判明したことをきっかけに、韓国国土交通部が3月1日から手荷物としてもさらに厳しいルールを適用。この規制と同時期に、台湾でも規制強化が発表されています」(杉浦さん)
リチウム電池やリチウム電池を内蔵した「モバイルバッテリー」は、旅行の必需品となる方も多いはず。
今年の2月13日、日本の国土交通省にあたる「韓国国土交通部」は、手荷物として機内に持ち込む際、さらに厳しいルールを適用すると発表しました。
なぜ、厳しいルールが適用されることになったのか、具体的な禁止事項について海外専門旅行会社「ジェイエスティ」の杉浦佑佳さんは次のように説明します。
「以前からモバイルバッテリーの預け入れは禁止されていますが、機内での火災事例を受け、最近は機内持ち込みや機内での使用について、各航空会社がルールを定めています」(海外専門旅行会社「ジェイエスティ」杉浦佑佳さん)
今年、韓国・釜山の空港であった旅客機火災が関係していると言います。
「1月28日に金海国際空港で発生したLCC『エアプサン』の旅客機火災は、荷物棚に入れたモバイルバッテリーが原因と判明したことをきっかけに、韓国国土交通部が3月1日から手荷物としてもさらに厳しいルールを適用。この規制と同時期に、台湾でも規制強化が発表されています」(杉浦さん)

機内での具体的な禁止事項は
機内での具体的な禁止事項は――
具体的には下記の行為が禁止されています。
・モバイルバッテリーでスマホを充電する行為
・座席に備え付けの電源コンセントを使ってモバイルバッテリーを充電する行為
・頭上の荷物棚に入れる
・韓国の航空会社の場合、モバイルバッテリーは、専用ケースやジッパーバッグなどの透明なプラスチック袋に入れて保管
使用禁止をしている主な航空会社は――
・韓国系航空会社
・台湾系航空会社
・タイ航空
・シンガポール航空
・マレーシア航空
・ベトジェットなど
・モバイルバッテリーでスマホを充電する行為
・座席に備え付けの電源コンセントを使ってモバイルバッテリーを充電する行為
・頭上の荷物棚に入れる
・韓国の航空会社の場合、モバイルバッテリーは、専用ケースやジッパーバッグなどの透明なプラスチック袋に入れて保管
使用禁止をしている主な航空会社は――
・韓国系航空会社
・台湾系航空会社
・タイ航空
・シンガポール航空
・マレーシア航空
・ベトジェットなど

モバイルバッテリーを持ち込む際の注意点
注意すべきポイント
モバイルバッテリーを持ち込む際の注意も聞きました。
・航空会社のモバイルバッテリーに関する規定を事前にチェック(航空会社や路線によってルールはさまざま。搭乗前に公式サイトなどで最新の情報を確認)
・充電コードを忘れずに(機内でモバイルバッテリーが使えなくても、座席のUSBポートからスマホを直接充電できることがあります。コードを忘れると充電ができないのでご注意を)
・出発前にスマホは充電満タンに空港でも飛行機の中でも、充電ができない場合もあることも。スマホのバッテリーは出発前に満タンにしておきましょう。
・モバイルバッテリーはバッグから出して管理する。手荷物の中に入れたまま、頭上の棚に収納しないようにしましょう。「自分の手元に置いておく」が鉄則です。
・航空会社のモバイルバッテリーに関する規定を事前にチェック(航空会社や路線によってルールはさまざま。搭乗前に公式サイトなどで最新の情報を確認)
・充電コードを忘れずに(機内でモバイルバッテリーが使えなくても、座席のUSBポートからスマホを直接充電できることがあります。コードを忘れると充電ができないのでご注意を)
・出発前にスマホは充電満タンに空港でも飛行機の中でも、充電ができない場合もあることも。スマホのバッテリーは出発前に満タンにしておきましょう。
・モバイルバッテリーはバッグから出して管理する。手荷物の中に入れたまま、頭上の棚に収納しないようにしましょう。「自分の手元に置いておく」が鉄則です。

海外専門旅行会社「ジェイエスティ」杉浦佑佳さん
意外と知らない没収されてしまう手荷物
モバイルバッテリー以外にも、没収されてしまうことが多い手荷物ついても教えてもらいました。
「普段使っているヘアアイロンなども充電式や電池式のものは注意が必要です」(杉浦さん)
さらに、食べ物に関することも――
「カップ麺に使用されている『肉エキス』などがひっかかってしまうことも。他にも液体は機内持ち込みに厳しい制限がありますが、ジェル状の歯磨き粉やお土産のジャム・はちみつ・フェイスパックなども液体扱いになるため注意が必要です」(杉浦さん)
また、乗り継ぎがあるフライトの場合も、乗り継ぎ地での手荷物検査がある場合は免税店での買い物にも注意が必要だそうです。
事前にしっかりチェックして、安全・快適な空の旅を楽しみましょう。
出典:政府広報オンライン 飛行機に持ち込めないもの お出かけ前に確認を!
(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201412/4.html)
(メ~テレ 杉浦佐和子)
「普段使っているヘアアイロンなども充電式や電池式のものは注意が必要です」(杉浦さん)
さらに、食べ物に関することも――
「カップ麺に使用されている『肉エキス』などがひっかかってしまうことも。他にも液体は機内持ち込みに厳しい制限がありますが、ジェル状の歯磨き粉やお土産のジャム・はちみつ・フェイスパックなども液体扱いになるため注意が必要です」(杉浦さん)
また、乗り継ぎがあるフライトの場合も、乗り継ぎ地での手荷物検査がある場合は免税店での買い物にも注意が必要だそうです。
事前にしっかりチェックして、安全・快適な空の旅を楽しみましょう。
出典:政府広報オンライン 飛行機に持ち込めないもの お出かけ前に確認を!
(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201412/4.html)
(メ~テレ 杉浦佐和子)
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