織田信長の肌着が名古屋城に 着用当時の“しわ”もそのまま 袖など修復し9年ぶりの展示

2025年4月17日 17:15
3年間にわたる生地の修復を終え、名古屋城の企画展に登場した肌着が、ひそかに話題を呼んでいます
 名古屋城の西の丸御蔵城宝館に展示されている”肌着” 実はーー

「織田信長が所有していたと言われております」(名古屋城振興協会 学芸員 渡部穂香さん)

 戦国時代の三英傑のひとり、織田信長。その肌に直に触れた可能性がある貴重な肌着なんです。

「萌黄木瓜紋鎧下着(もえぎもっこうもんよろいしたぎ)と言いまして、鎧を装備する際、下に着用するもの」(渡部さん)

 信長といえば、岐阜駅の金色の像が身近ですがーー

Q.色は黄金か
「萌黄色という色合い。緑がかった黄色かなと」(渡部さん)

 期間限定の企画展で、重要文化財など30点とともに展示。
 

肌着には織田家の家紋として知られる「木瓜紋」が描かれている

修復され9年ぶりの展示
 2016年に徳川美術館に展示されていましたが。肩や袖、襟などが傷んでいたため文化財修理工房が3年かけて修復。布を当て、縫い付けるなどの作業を行いました。とはいえ、着用したしわなどは直さずそのままとのこと。

 修復され9年ぶりに展示されると一躍注目に。

「鎧の下着っていうのは初めて見ました。こういうのを鎧の下に着用することは知りませんでした。良かったです、きょう来て。なかなかこんなのは見られません」(70代)

 肌着には、織田家の家紋として最も知られている「木瓜紋」(もっこうもん)も。信長好きにはたまりません。

「よく大河ドラマでも主人公系なのでかっこいい」

「昔の人の平均身長を考えたら、だいぶ大きく作られているので、織田信長もデカかった!?」(20代)

 企画展は4月20日まで開催されています。
 

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