中電グループ「愛知電機」が不正取引の男性社員と取引先を提訴 総額3億2500万円の損害賠償請求

2025年4月25日 23:32
中部電力の変圧器メーカー、愛知電機は14年間にわたって不正な取引を行っていた男性社員らに、総額3億2500万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
 愛知電機によりますと、資材部門に所属する40代の男性社員が、2011年から去年までの14年間、社内決裁を受けていない銅製品の代金を別の商品の取引価格に上乗せして発注していたことがわかりました。

 銅製品は男性社員が受け取っていましたが、売却されたかどうかなど詳細はわかっていないということです。

 愛知電機は25日、この不正に関わったとして、男性社員と金属加工品を扱う名古屋市北区の商社を相手取り、総額3億2500万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴しました。

 愛知電機は刑事告訴も検討するとともに、管理体制を強化し再発防止に努めたいとしています。
 

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