ドローンなどを使い地域の特産品を輸送する実証実験 高齢化で流通の担い手が減少 愛知

2023年9月22日 19:45

ドローンなどを使って地域の特産品を輸送する実証実験が愛知県幸田町で行われました。

 幸田町の山間部では昔から「筆柿」が特産品ですが最近は農家の高齢化などで筆柿の生産や流通を担う人が少なくなっています。

 実証実験は、名鉄と愛知県が共同で行い、ドローンと自動運転の車を使って「筆柿」を農家から出荷先へ輸送しました。

 畑で採れた筆柿と梨、あわせて10kmを約1km離れた道の駅「筆柿の里・幸田」まで運び、スムーズに輸送ができるかなどを確認しました。

 

筆柿

 「大量の荷物を畑から選果場などに運べるようになると効果はあると思う」(筆柿農家 平岩昇さん)

 「実証実験をやる中で課題も見つかったので、社会実装に向けて検証を続けていきたいと思っております。もう少し長距離で重いものを運ぼうとすると、バッテリーが不足してきてしまうので、そこの技術的な進歩があるといいかなと思っています」(名鉄事業創造部 森本恭平さん)

 名鉄は将来的に、農作物の輸送を無人で行えるよう、実験を進めるとしています。

 

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