コラボで快進撃の「ぴよりん」名古屋観光特使に ”生みの親”語る「当時は1日30個が売れない日も」
2023年10月16日 17:49
名古屋生まれのスイーツが、快進撃を続けています。各地の特産品などとのコラボに“ひっぱりだこ”のぴよりん。新たに、名古屋の「観光特使」を務めることになりました。一体、どんな活動をするのでしょうか。
これまで、名古屋にゆかりのある著名「人」が務めてきた観光特使に新たな歴史が。
「ぴよりんさま。名古屋観光特使を委嘱する」(名古屋観光コンベンションビューロー 飯田貢 理事長)
名古屋生まれの人気スイーツ「ぴよりん」。
今後、「観光特使」としてキャンペーンのポスターやパンフレットに登場し、名古屋の魅力を発信していきます。
今から12年前、2011年に誕生した「ぴよりん」。
名古屋コーチンの卵を使ったプリンを、ババロアで包み込みスポンジをまとった、見た目がとってもキュートなスイーツです。
ぴよりんの生みの親 ジェイアール東海フードサービス 事業部 越智謙吾さん
1年の試行錯誤でたどり着いた「ひよこ」
生みの親の、越智さんに話を聞きました。
「元々テーマとして、丸くてかわいいもの。案としてクマなどいろいろあった」(ジェイアール東海フードサービス 事業部 越智謙吾さん)
試行錯誤の末にたどりついたのが、“ひよこ”でした。
「ひよこは大きなとさかがないが、なければあまりかわいくないと思いつけた」(越智さん)
今では、毎日行列ができるほどの人気ですが、発売当初は――
「今では1日、1500~1600を販売しているが、発売当時は1日30個。30個が売れない日々も続きました」(越智さん)
限定品は70種類以上
バリエーション豊かな限定品も話題
人気に火が付いたのは、2年前。
10周年記念の限定商品「ぴよりんアイス」を藤井聡太八冠が、対局中のおやつに選んだことでした。
「おやつに選ばれた反応の予想は全くできなかった」(越智さん)
そんな「ぴよりん」は、バリエーション豊かな限定品も話題です。
「七夕」や「ハロウィン」「クリスマス」など季節の行事はもちろん、各地の名物とも、積極的にコラボ。
「ブラックサンダー」とのコラボでは、真っ黒に。ある時は、「ごま油」を垂らされ、話題になりました。
ちなみに、「ウルフィ」とコラボしたこともあります。
さらに、今年1月には、史上初となる歴史上の人物になりきり、12周年を迎えた7月には、ダイナマイトボディに大変身。
ついには、スイーツの枠を超え、10月からはお弁当も登場しました。
限定品の種類は、これまでに70種類を超えているそうです。
夢は「世界に羽ばたくこと」
ぴよりんの活躍の場は広がり続け、さらなる「野望」は…
活躍の場は広がり続け、SNSでは名古屋駅で購入してから無事に持ち帰ることができるかどうか、「#ぴよりんチャレンジ」も話題です。
「ドデスカ!+」では、史上初!リニア中央新幹線でのチャレンジを敢行しました。
連日完売の人気ぶりに、担当者は――
「今は1日に1500~1600が限界だが、今後このままの状態ではいけないので、規模拡大で倍以上の製造数を作っていく」(ジェイアール東海フードサービス事業部 越智さん)
今後、全国に向けて名古屋をPRしていくという「ぴよりん」。
さらに、その先の夢は「世界に羽ばたくこと」だそうです。
(10月16日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)