西尾市のウナギ料理店で産地偽装の疑い　ふるさと納税の返礼品用を優先で店舗分の確保が難しくなっていたか

愛知県西尾市のウナギ料理店が、客に提供するウナギの一部の産地を偽装していた疑いがあるとして、警察が家宅捜索していたことが分かりました。

　家宅捜索を受けたのは、西尾市のウナギ料理店「炭火職人うなみ」です。

　捜査関係者によりますと、店が三河産として提供していたウナギに中国や台湾産のものが含まれていた疑いがあり、警察が不正競争防止法違反の可能性もあるとみて、店を家宅捜索しました。

　店長によりますと、ふるさと納税の返礼品用に三河産を優先したため、店で出す分の確保が難しくなっていたということです。

「多大な迷惑をかけたことを真摯に受け止め、今後はちゃんとしていきたいと思います。申し訳ありませんでした」（炭火職人うなみ 山口秀男店長）

　西尾市によりますと、返礼品の中でこの店のかば焼きは4年連続で1位ですが、家宅捜索を受け返礼品の受け付けを一時停止しています。