経団連会長が名古屋で「賃上げ」へ意気込み
2024年2月9日 06:09
経団連の十倉会長が名古屋で開かれた懇談会で、中小企業の賃上げ実現に向けた意気込みを語りました。
中部経済連合会などが名古屋市内で開いた懇談会に、経団連の十倉雅和会長が出席しました。
十倉会長は、「今年は30年続いたデフレから完全脱却する年になるよう全力で取り組む」と語りました。
さらに、デフレ脱却のため中小企業の賃上げが重要だとして、次のように話しました。
「企業数で言うと9割以上、従業員で7割近くを占める」
「そこ(中小企業)をどう強化するか」
「『良いサービスには値が付く』という社会的規範を広めていきたい」(経団連・十倉雅和会長)
また、中経連の水野会長は賃上げ実現に向けた課題についてこう指摘しました。
「賃上げの原資となる人件費を含めた適正な価格転嫁をきちんと受け入れることが大切だ」(中経連・水野明久会長)
人件費を取引価格に上乗せする意識を社会に広めていくことが重要だと訴えました。