「特別な駒だと思うのでいい将棋にしたかった」金沢での棋王戦第2局は藤井八冠が勝利 被災した駒を使用

2024年2月24日 23:23

能登半島地震で被災した駒が使われた棋王戦五番勝負の第2局は、藤井聡太八冠が勝ちました。

 今期の棋王戦は藤井聡太八冠に伊藤匠七段が挑戦しています。

 第2局は金沢市で24日午前9時に伊藤七段の先手で始まりました。

 今回の対局では能登半島地震で被災した駒が使われました。

 石川県珠洲市の塩井一仁さんが倒壊した自宅から見つけたものです。

 対局は94手でタイトル防衛を目指す藤井八冠が勝ち、対戦成績を1勝1引き分けとしました。

「倒壊された家の中から見つかったということで特別な駒だと思うので、指していていい将棋にしたいという気持ちは強くありました」(藤井聡太八冠)

 棋王戦第3局は3月3日に新潟市で行われます。

 

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