値上げトレンドなのに値下げ? 「価格総選挙」始まる お買い得品ズラリ
2024年3月29日 19:18
4月から2800品目の食品が値上げされる中、ある小売店チェーンで始まった「価格総選挙」。そのユニークな試みとは?
生活必需品のティッシュやトイレットペーパーが、4月以降順次値上げされる予定です。
大手製紙メーカーは、来月から5%から10%以上の値上げを発表しています。
いずれも物流コストの増大などが理由だということです。
帝国データバンクによりますと、4月の食品の値上げはケチャップや唐辛子などの「調味料」など2800品目に上る見通しです
「その日のチラシとか見て、値下げされてるものをチェックしたりとか」(30代女性)
「いや~もう困りますよね。(トイレットペーパーについて)結構品質いいものからだんだん安いものに流れちゃって、世の中の流れだからしかたないですもんね」(70代女性)
値下げ品目を決める「価格総選挙」
最大300品目の値下げを決定
そんな中、アピタ・ピアゴ・ユーストアでは来月1日から最大300品目の値下げを決定しました。
題して「価格総選挙」。なぜ、値下げするのでしょうか?
「従業員の”価格総選挙”で決まりました。みなさんが本当に日々お買い物生活をしている中で、お客様目線で投票をしていただいた結果を価格に反映している状態です」(アピタ千代田橋店 五十嵐愛店長)
「価格総選挙」とは「自分の働く店で値下げしてほしいもの」を従業員に投票してもらい、値下げする商品を決める企画。
パート従業員はほとんどが主婦のため、女性の意見を反映することで、買い物客のニーズをつかみ、集客アップを狙います。
お値打ち品のトイレットペーパー
トイレットペーパーもお値打ちに
「”きょうはこっちで買おう”とか、”きょうはこっちで買おう”とかしているのが、今働いている所で安くなれば、全部ここで買えるなっていうふうになるので、時間の効率もよくなるのでいいかなと思うんです」(”価格総選挙”に参加した従業員)
総選挙を勝ち抜いた商品は、店舗ごとに異なります。アピタ千代田橋店では。
「日常生活に欠かせないトイレットペーパー。こちら、お値打ちにしちゃいます」(アピタ千代田橋店 五十嵐店長)
4月から値上げとなるトイレットペーパーが、値下げ商品に。
「3月の間に、大量に仕入れをさせていただきました。倉庫に大量に積み上げられているという状況です。皆様にお値打ちにご提供させていただけるという状況です」(アピタ千代田橋店 五十嵐店長)
値下げ品目は店舗ごとに異なる
選ばれるのは生活必需品
ほかにも、醤油やみそ、卵など日常生活に欠かせない商品が選ばれました。
卵10個パックは258円に、赤だしみそ・ミックスみそは150円に、しょう油は247円になりおトクです。
値下げ商品は店ごとに違うので、来月1日から店頭のこの値札で確認できます。
(3月29日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)