身元の特定恐れナンバー偽装か　ひったくり事件で逮捕された男が直前の事件にも関与認める供述　名古屋

名古屋市西区で起きた原付バイクを使ったひったくり事件で逮捕された男が、ナンバープレートを付け替えて犯行に及んでいたことがわかりました。

　警察によりますと、蒲郡市の石澤博容疑者(50)は12日夜、西区で原付バイクに乗り、女性のかばんをひったくり、取り押さえようとバイクをつかんだ女性の夫(32)を引きずってけがをさせた疑いで14日、送検されました。

　調べに対し、石澤容疑者は「けがをさせるつもりはありませんでした」と容疑を一部否認しています。

　捜査関係者への取材で、石澤容疑者が「ナンバーは替えた」「蒲郡からは車で来て名古屋でバイクに乗り換えた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

　この事件の数分前、中村区名駅でも、女性が原付バイクに乗った人物にハンドバックをひったくられる事件があり、捜査関係者によりますと、石澤容疑者が関与を認める供述をしているということです。
　
　押収された原付バイクのナンバープレートは付け替えられていて、警察は、石澤容疑者が身元の特定を恐れて偽装したとみて、経緯を調べています。