人口減少と地震対策で値上げへ　名古屋市が上下水道料金を改定向け方針　約30年ぶり

名古屋市は来年10月から上下水道料金をおよそ12パーセント値上げする方針です。

　名古屋市の上下水道事業審議会は19日、上下水道の料金について来年10月から11.8パーセントの値上げが必要だとする答申をまとめました。

　料金の値上げ幅は、ひと月あたり一人暮らしで500円程度、3人家族で250円程度となります。

　値上げの理由については、人口減少などに伴い収入が減る一方で施設の地震対策などによる支出の増加が見込まれるとしています。

　名古屋市は答申を受けて11月の市議会で水道料金の条例改正案を提出します。

　議会で認められれば水道は29年ぶり、下水道は25年ぶりの値上げとなります。