他人名義の電子マネーで商品だまし取る 埼玉の男を逮捕 ビデオ通話でのバーコード提示にはご注意を

2024年9月11日 03:42

他人名義の電子マネーのバーコード画面を使い、商品をだまし取ったとして、36歳の男が逮捕されました。男は同様の犯行で、およそ400万円分の商品をだまし取ったとみられています。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、埼玉県八潮市の会社員、林拓摩容疑者(36)です。

 警察によりますと、林容疑者は、他の者と共謀の上、今年8月、大阪市の家電量販店で、他人名義の電子マネーのバーコード画面を提示し、カメラ2台(販売価格あわせて29万8000円)をだまし取った疑いが持たれています。

 調べに対し、林容疑者は「ギャンブルで自己破産して、金が欲しかった」などと話し、容疑を認めているということです。

 林容疑者が提示した電子マネーのバーコード画面は、他県の女性が偽のインターネットショッピングサイトで注文した商品が届かなかったため、サイトに問い合わせたところ、「返金する」との理由でビデオ通話に誘導され、そこで表示した時にスクリーンショットで撮影されたものだということです。

 林容疑者は、神奈川県や埼玉県などの家電量販店10店舗ほどで、およそ400万円分の商品をだまし取ったとみられていて、警察は共犯関係などを詳しく調べています。

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