7万棟浸水10人死亡…東海豪雨から24年 名古屋で被害の記憶を語り継ぐ集い
2024年9月11日 17:21
2000年の「東海豪雨」から11日で24年が経ち、被害を受けた名古屋市西区で災害を語り継ぐ集いがありました。
2000年9月11日の東海豪雨では新川の堤防が決壊するなどして10人が死亡、約7万棟が浸水する被害が出ました。
集いは午前6時から、新川沿いにある公園で行われ、地元の住民ら約30人が参加しました。
参加者は竹の灯籠に灯をともし犠牲者に黙とうを捧げた後、被災したこの公園に水仙の花が咲き、人の心を和ませたことにちなみ、水仙の球根を植えました。
また、被災者の一人の三線シンガーRitaさんが復興のために作られた曲を演奏し、その後体験を話しました。
「自宅まで帰れなかった人も多かったと思う。途中で五条川を見た時に、堤防のすれすれまで水が来ていて恐怖を感じた。(三線シンガー Ritaさん)
「東海豪雨そのものは風化していくが、一人ひとりの災害の大変さはずっと心に残っていると感じる。(東海豪雨を語り継ぐ会代表 石田音人さん)