異例の“残暑”いつまで続く?和菓子店では売れ筋商品に変化「かき氷が主力に」販売期間を延長
2024年9月13日 19:35
9月に入っても厳しい暑さが続く中、秋冬モノの商品へいつ切り替えればいいのか。頭を悩ませているお店もあるようです。
湿った空気と強い日差しの影響で13日も蒸し暑くなった、東海地方。
名古屋で33.8℃まで上がったほか、岐阜県飛騨市神岡で36.4℃、13日も所々で猛暑日となりました。
こうした中、愛知県豊橋市の「古民家 cafe お亀堂」で今も看板メニューとなっているのは、冷た~いかき氷。
「ここ最近、暑い日が続くので、急きょ10月上旬まではかき氷を続けていきながら、天気と気温を見て、柔軟にメニューを変えていけたらと思います」(お亀堂 森貴比古 社長)
かき氷の販売は、お彼岸の19日頃までの予定でしたが、注文が絶えないため、9月末か10月の上旬まで続けることにしたそうです。
「冷たくておいしいです」(客)
「『暑いからかき氷いいね』っていう話をして来た」(客)
去年年8月と比べると大体1割ぐらいどら焼きや焼き菓子が売れなくなっている
売れているものと、売れていないものがはっきり分かれている
メニューの中には、秋の味覚「モンブラン」もありますが――
「かき氷が主力になってしまったので、モンブランは脇にいったのかなと、これから涼しくなって、栗のお菓子がでるといいなと思いますが、季節的には秋なので…」(森社長)
メニューを変更するタイミングに、頭を悩ませる日々。
カフェに隣接した和菓子店でも売れているものと、売れていないものが、はっきり分かれているようです。
「今年とても暑くて、どら焼きがあまり売れなかった。去年8月と比べると大体1割ぐらい、どら焼きや焼き菓子が売れなくなっている。一方で今年は売り切れたけど、水ようかんやくず桜がよく売れて、例年と比べると1.3倍ぐらい売れました」(森社長)
大人気なのは、とろける食感の「水ようかん」。
9月まで販売する予定でしたが、8月下旬で予定していた数が売り切れ、店頭での販売は終了しました。
地元の名物、ブラックサンダーとコラボするなど根強い人気の「あん巻き」に秋ならではバリエーションが登場しています。
「気温を変えることはできませんので、気温に合った商品を、種類を増やすなどして展開できたらと思っています」(森社長)