作業員が安全対策怠る 岐阜県多治見市のリニア工事現場の落石事故

2024年9月16日 23:40

岐阜県多治見市のリニア中央新幹線の工事現場で、7月、岩が崩れて作業員が大けがをした事故で、作業員が必要な安全対策を怠っていたことが分かりました。

7月に事故が発生したのは、多治見市のリニア中央新幹線「大針工区」です。

トンネルの掘削工事中に崩れ落ちた岩が作業員の男性に当たり、あごと足の骨を折る大けがをしました。

事故を受けて、16日に開かれた専門家らによる会議で、JR東海が調査結果を説明。事故当時、男性は掘削機のリフト部分に乗っていて、作業手順では落石対策のため頭上にガードを使用する必要がありますが使用していませんでした。

また、監視責任者も状況を認識しながら注意しなかったということです。

JR東海は今後、作業員に手順を遵守する誓約書を提出させるなど、再発防止に努めるとしています。

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