リニアボーリング調査 静岡県が調査を容認することをJR東海に伝える

2024年9月17日 18:47

リニア中央新幹線の南アルプスの工事を巡り静岡県は大井川利水関係協議会の合意が得られたとして、静岡県内のボーリング調査を認めることをJR東海に伝えました。

リニア中央新幹線

 リニア中央新幹線の南アルプスの工事に伴い、JR東海は地質や湧水の状況を調べるために山梨県から静岡県に向かってボーリング調査を行っていて、6日時点で県境316メートルに達しています。

 これまで静岡県は県内でのボーリング調査を認めてきませんでしたが、県と大井川流域の市や町などからなる大井川利水関係協議会の合意が得られたとして17日、JR東海に調査を認めると回答しました。

 工事による水資源への影響を議論する静岡県の専門部会は5月、JR東海のリスク管理を評価して県境を越えてのボーリングを容認していました。

 静岡県は調査に伴いリスク管理を確実に実行することや、不測の事態が起きた場合には速やかに報告することなどをJR東海に求めました。

 JR東海は「文書をいただいた」として、「既に静岡県専門部会でご説明した通り、リスク管理を適切に行いながら、県境を越えて静岡県内のボーリング調査を実施していく。」としています。

 

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