「頂き女子りりちゃん」控訴審に170人が傍聴券求め列 被告は判決言い渡され涙 過呼吸で中断も
2024年9月30日 17:08
男性3人から合わせて1億5000万円以上をだまし取ったなどの罪に問われている「頂き女子りりちゃん」を名乗る女の控訴審判決が開かれました。
注目裁判…傍聴券求め170人が列
今も注目を集める渡辺真衣被告(26)。
「頂き女子りりちゃんこと、渡辺真衣被告の控訴審判決を聞こうと、約170人が列をつくりました」(記者)
「どれくらいの刑になるのか」「どういう法の判断が下されるのか見に来たかった」(裁判を傍聴に来た人)
渡辺被告(YouTubeより)
1審判決後、接見で渡辺被告は…
YouTubeなどで「頂き女子りりちゃん」を名乗っていた渡辺真衣被告(26)。
起訴状などによりますと、渡辺被告は、マッチングアプリなどで知り合った男性3人の好意につけ込み、計1億5000万円以上をだまし取ったなどの罪に問われています。
今年4月、1審の名古屋地裁で懲役9年・罰金800万円の有罪判決が言い渡され、その後、弁護側が控訴していました。
1審の判決後、メ~テレ記者の接見に応じた渡辺被告は。
「本当に何も考えないでやっていたことがこんなに重い判決になるんだなと。私は今回(刑は)下がらない気がする」(渡辺被告)
廷内の渡辺被告(30日)
1審より”やや軽い判決”言い渡される
そして30日午前11時に開かれた控訴審判決。渡辺被告は、黒のシャツ姿でうつむきながら法廷に現れました。
「原判決を破棄する。被告人を懲役8年6カ月、罰金800万円に処する」(裁判長)
名古屋高裁は渡辺被告がだまし取った金を渡していたとされるホスト側から、被害者に1800万円が支払われた点を考慮したなどとして1審判決より6カ月短い懲役8年6カ月、罰金800万円の判決を言い渡しました。
判決を言い渡された後、渡辺被告は涙を流し、1審の判決時と同様、過呼吸になり、裁判は約1分ほど中断する場面もありました。