藤井聡太七冠 王座のタイトル初防衛 終盤の大逆転で永瀬九段に3連勝 去年八冠制覇した京都のホテルで
2024年10月1日 08:21
愛知県瀬戸市出身の将棋の藤井聡太七冠が、王座戦五番勝負を3連勝でストレート勝ちし、「王座」のタイトル初防衛を果たしました。
今期の王座戦は、藤井七冠に王座返り咲きを目指す永瀬拓矢九段が挑戦しました。
藤井七冠の2連勝で迎えた30日の第3局は、2023年、藤井七冠が史上初の八冠独占を決めた京都市内のホテルで行われ、午前9時、永瀬九段の先手で始まりました。
対局は、先に1分将棋となり、劣勢だった藤井七冠が最終盤で逆転し156手で勝利。
このカード3勝目をあげ、王座のタイトルを初防衛しました。
「(本局は)基本的には簡単ではない、きわどい変化も多いと思っていたので、その中で勝負手を探しながらという感じで指していました。難しい局面に向かって考えることができた点では、いろいろ収穫があったかなと感じています」(藤井七冠)
藤井七冠は、10月5日に開幕する竜王戦七番勝負で、今年度5つ目のタイトル防衛を目指します。