前町長に懲役2年6カ月を求刑 工事会社側から100万円を受け取り便宜図った罪 岐阜県池田町 

2024年10月8日 12:58

岐阜県池田町が発注した工事の入札をめぐる贈収賄事件で、現金100万円を受け取ったなどの罪に問われている前の池田町長の初公判が開かれ、検察は懲役2年6カ月を求刑しました。

「今振り返って、なぜそうなってしまったのか、なぜそうしたのか、なぜ考えられなかったのか、その一点です」(岐阜・池田町前町長 岡崎和夫被告)

 初公判を前に8日朝、取材に応じた前の池田町長の岡崎和夫被告。

 起訴状などによりますと、岡崎被告は町長だったおととし2月、電気工事会社の元社長から現金100万円を受け取り、この会社が入札に参加できるよう便宜を図った加重収賄などの罪に問われています。

 8日開かれた初公判で岡崎被告は起訴内容を認めました。

 検察側は「金額は高額で自身の権限を利用した悪質な行為である」などと主張し、懲役2年6カ月を求刑しました。

 弁護側は「賄賂に関して積極性はなかった」として執行猶予付きの判決を求めました。

 判決は11月19日に言い渡されます。

 

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